第59期 米本雄大さん

合格した自治体:特別区(世田谷区)・国家専門職(国税専門官)
国家一般職(東京税関、関東公安調査局)・スポーツ振興センター

◆公務員を目指したきっかけ
初めは、「公務員になりたい」と思っていたわけではありません。元々幼い頃から警察官や消防士など、正義感を持って取り組める仕事に憧れがありました。そして、大学生になり色々と自分の進路について調べていくうちに、国税専門官という仕事を知り、自分も国税専門官として正義感を持って仕事に取り組みたいと思い、公務員試験を受けることにしました。

◆公務員になるために取り組んだこと
大学3年の5月から大学で受講できる公務員試験講座を受講していました。本格的に自分で時間を作って勉強をするようになったのは、3年の夏休みからです。学内講座ももちろん有効ですが、なにより大事なのは自分で勉強することだと思うので、自分で勉強することに重点を置いていました。

◆試験合格のための準備や対策
約1年間、筆記試験の対策をしました。また、筆記試験対策以外にも、小論文や専門記述試験、面接や集団討論の対策もしました。
筆記試験に関しては、とにかく基礎を中心に問題集を何度も解きました。大事なのは、分からない箇所があっても立ち止まらずに、とにかく先に進むことです。公務員試験は科目が多く時間もないので、分からない箇所で止まっている時間はありません。受験勉強と違って、分からないと先に進めなくなるいうこともないので、分からなくても先に進むことをおすすめします。進めていくうちに分からなかったところが分かるようになります。
小論文や面接対策としては、普段からニュースを見て、それに対して自分の意見や考えを頭の中でまとめるということを意識して行うようにして練習していました。

◆受験中、つらいと感じたこと
一般企業で就職活動をする友達が本腰を入れる前から勉強を始め、公務員試験が始まる頃に就職活動がほとんど落ち着いていたため、遊んだり、内定をもらって喜んでいる友達を見ながら勉強を続けることが辛かったです。

◆大学で印象に残っている授業や行事
公務員試験対策の行事では、合格者座談会がとてもためになりました。ひとつ上の合格者の先輩方が自身の体験談やアドバイスなどをくれるものでした。自分が大学3年の11月頃に開催されたため、自分の勉強を優先して、座談会に出なかった人が多くいましたが、合格した方から直接話を聞ける貴重な機会なので、とても良い刺激になり、参加して良かったと思います。

◆後輩へのアドバイス
公務員試験の科目は、全体像がイメージできてからが勝負のものばかりです。なので、初めは全然分からなくても、とにかく自分を信じ問題演習をひたすらこなすことが大事です。薄く広く勉強していくうちに、自然と全体がわかるようになり、得点アップに繋がります。私自身も試験直前の2月・3月、さらには試験期の4月・5月に一気に理解が深まり点数が取れるようになりました。なので、分からないからと途中で諦めることなく、最後までやり切ってほしいです。